学科・実技訓練とは?
充実のサポート体制のもと
国家資格の取得も目指せる
職場の核・リーダーとなる人材として、即戦力となるための腕(技能)、業務に必要な知恵(知識)、そして社会人としての心(精神)を身につけます。
訓練の集大成として技能照査に合格すれば、技能士補の資格を取得することも可能です。
また、一人ひとりの成長を重視したきめ細やかなサポート体制にも力を入れています。10人に1人の担任がつき、学習面だけでなく、生活面や精神面までサポートすることで、安心して訓練に集中できる環境を整えています。
取得できる資格
国家資格「技能士」を目指せるメリット
学園訓練では、所定の単位を取得すれば「技能照査」を受験できます。
この技能照査に合格すると、「技能士補」の称号が与えられ、国家技能検定2級の学科試験が免除されます。
つまり、実技試験だけで2級技能士の資格取得を目指せるのです。さらに、1級、特級へと、キャリアアップの道も!
訓練内容
履修時間および科目
座学と実技訓練を効果的に組み合わせることで、「モノづくり」の基礎となる知識と技能を体系的に習得することができます。
また、安全意識の向上を図るため、安全資格の取得にも力を入れています。
学びの流れ
入学後
4月〜9月は、機械と電気の基礎を学び、図面読解力や測定技能、電気配線の基礎を習得します。基礎を習得することで、様々な事柄に対応できる柔軟性を身につけます。
また、多くの行事を通して、仲間と協力し、共に学ぶことの大切さを学びます。
機械の基礎 / 電気回路の基礎 / 図面読解(機械・電気) / 測定技能
10月以降は、希望を考慮した上で機械科と電気科に分かれ、それぞれの専門分野を深めます。
機械科
機械科では、汎用旋盤、フライス、マシニングセンタを用いた加工訓練を通して、製造現場で必要な加工技能を習得します。
訓練を通して、製造現場で必要とされる、加工の基礎や測定の基礎を身につけます。手仕上げや測定を通して、作業に必要な感性を育みます。
電気科
電気科では、電子工作、プログラミング、メカトロニクス実習を通して、電気・電子の基礎を習得します。
生産現場の自動化ラインを模した実習機を使用し、保全職場で必要とされる設備の保守・運用を身に着けます。C言語、pythonのプログラミングを通して論理的思考を育みます。
修了後
修了生は、即戦力となり多方面で活躍しています。
修了生からの声
学科訓練
実践的な知識・技能を
幅広く学ぶ
技能検定2級レベルの学科知識と、核・リーダーに必要となるトヨタ生産方式や品質管理(QC演習)などの小集団活動を通して、学びのステップで必要となるICT訓練の知識を学びます。QC検定や自主保全士などの資格取得を目指し、QCC活動による実践的な問題解決能力を養います。
また、現場に配属された際に必要となる基本的な知識を学び、実際に見て手を動かして体験することを大切にしています。高校で苦手科目があった人にも丁寧にサポートしています。
共通学科 | 機械製図 / 機械工学概論 / トヨタ生産方式 / 品質管理(QC演習)・QCC活動 / 創業の精神 / 電気工学概論 / 電気測定 / 電気製図 / ICT(パソコン) / CAD(金型工作) |
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機械科専攻 | 材料力学 / 機械材料 / NC加工概論 |
電気科専攻 | 電気材料 / 電子工学 / プログラミング基礎 |
学園在籍中にチャレンジする資格・検定
資格 | 内容 | 合格率・備考 |
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QC検定3級 | 品質管理(QC演習)の基礎知識を習得 | 合格率80%以上(一般合格率約55%) |
自主保全士2級 | 設備保全の知識・技能を習得 | 合格率95%以上(一般合格率約50%) |
P検定3級 | パソコンの基礎操作能力を習得 | 2024年度までの実施(2025年度以降は別の形式を検討中 ) |
実技訓練
徹底訓練で
即戦力へ
実技訓練では、機械加工、電気設備、改善基礎など幅広い分野を学びます。測定、油空圧、シーケンス、汎用機、産業用ロボットなどを使い、実践的な技能を習得。安全意識、品質に対する感性、問題解決能力を高め、即戦力となる人材育成を目指しています。
安全意識、品質に対する感性を磨くことを中心に、技能だけでなく、品質管理(QC演習)や安全管理、自己学習能力を高め、将来、多様な現場で活躍できる人材へと成長できる能力を身につけることもできます。
共通実技 | 機械測定 / 実習基礎(仕上げⅠ) / 油圧・空気圧 / 機械要素 / 改善基礎 / シーケンス基礎 |
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機械科専攻 | 仕上げⅡ / 旋盤 / フライス盤 / マシニングセンタ |
電気科専攻 | 電子工作 / メカトロⅠ / メカトロⅡ / 機械加工基礎 |
取得できる安全資格
配属後に必要となる 安全資格の7割を効率的に
カリキュラムに組み込まれた学科・実技、確認テストを通じて効率的に資格取得が可能です。指導員による徹底した指導で、安全作業の基礎をしっかりと固めるとともに、1人1台の設備を使用する実習を通じて、技能、責任感、安全意識を養います。
また、4S(整理・整頓・清掃・清潔)の徹底実践により、安全な作業環境の維持・改善を学び、資格取得に必要な知識を確実に身につけます。
共通で受講する安全資格
ガス溶接 / フォークリフト運転 / クレーン・玉掛け併合 / アーク溶接 / 低圧電気取扱者(操作) / 産業用ロボット教示 / 情報機器作業従事者 / 異常処置指名者など
電気科専攻
産業用ロボット検査 / 低圧電気取扱者(活線)